お煮しめを作っている間に母が子ども時代のお正月準備の話を聞くのが楽しみ。
料理以外のお正月の準備は主人が務める。掛け軸替え、仏壇や神棚の掃除、門松やお飾りの準備、餅つき、鶏のしめるの。
祖父は鶏をしめるのがうまくなく、すっかり嫌になってしまったらしくて、じいやがいなくなった戦後は、近所の七面鳥を飼っていた家に頼んでその年の春孵った大きな雄のコーチンを二羽しめてもらい、火の気がなくて寒い電話室にぶら下げて血を抜いていた。
餅つきは朝二時とか三時から餅米を蒸し、祖父や祖父の母方の(当時まだ青年だった)大伯父らが総出で、搗き始める。その日の夕方くらいまで蒸しては搗き、丸めてお供えも部屋ごとに作る。私が大好きだったマシュウは当時大陸浪人だったので家にはおらず、子どもだった母もマシュウの存在は知らなかった。
子どもたちにはあんこ餅も作られる。曾祖母(母の祖母)はこういう伝統的な料理が苦手だったらしく、お餅やらおはぎやらを作る時は、祖父の母方の祖母が取り仕切っていた。
お正月のお花などははっきりした記憶がないが、さすがに主人ではなく、奥さんや女中さんらが活けていたと思う。
初めて沖縄にも行ったし、お花のお稽古を始めたり、大画面薄型テレビも導入するなど新しい・楽しいこともあったが、とにかくよく働いた一年でした。家族や友達が体をこわして心配したが、自分自身はたいした病気もしなかったのは何よりです。皆さんよいお年を。
一年お世話になった花札的世界からデザインを変更してみた。デザイナーのKuronoさんにもコメントを送ることができたし、Vox悪くない。とはいえカレンダーとか、和風とか、コンセプチュアルなデザインはまだまだ少ないので、Kuronoさんの新しいデザインができたらまた試してみたい。よろしくお願いします。