76 posts tagged “映画”
早く見たい。毎日バカみたいに予告編見てる。埋め込み出来ないんだもん。子どもの頃「ナルニア国ものがたり」や「指輪物語」「チョコレート工場の秘密」「かいじゅうたちのいるところ」が映画になるなんて、全く1ミリも思ってなかった。あと映画になってないお話というと「トムは真夜中の庭で」と「クローディアの秘密」「チポリーノの冒険」でしょうか。…小粒だな。
これもやっとこ見た。毎度のことながらクリント・イーストウッドの映画って、寺尾聰が「おそろしくよくできた」と形容しそうなんだが、どうにも受け入れられないところがあって苦しくて文句言いたくなるのだが、映画は「おそろしくよくできた」ものなので、文句も言えず、落ち込んでしまう。しかしこの映画は、その受け入れ難さの度合いが低かった。実話に基づくという内容それ自体は、おそらく彼の作品の中でも最強の厳しさだが、映画として見てなんとか受容できたのだから、イーストウッド映画の受け入れ難さの度合いとしては、相当低いことになる。アンジェリーナ・ジョリーは素晴らしかった。
原題の「changeling」とは「取替え子《こっそり他の赤ん坊に取り替えられた子供》;《神隠しの》取替え子(=elf child)《さらった子の代わりに妖精たちが残す醜い子》;小さくて醜い人」(研究社「リーダース英和辞典第2版」より)とある。たとえば「今昔物語 巻三十『大和ノ国ノ人、人ノ娘ヲ得タルコト、第六』」のように、古典文学から昼ドラに至るまで、赤ん坊が取り替えられたことによって起こるドラマ、というものは日本でもポピュラーなプロットだが、「取替え子」という言葉は広辞苑にはない。それってつまり、日本では古来、取り替えられた子をわが子として受け入れ慈しんで育て、その結果色々ドラマが、ということが多かった、ゆえに、取替え子=わが子と到底認められない醜い子、という定義が根付かなかった、ということだろうか。アンジー演じる母親は人生をかけて本物のわが子を探したし、その気持は当然だが、しかし仮に、しだいに母親と取替え子の間に、何か愛惜に近い感情が互いに湧いたとしたら。それもまた一局の将棋だったろう。ではなくて一編の映画だったろう。しかし当然イーストウッド翁はそのような映画は制作しない。
ちなみに「-ling」とは何かというと、「(1)[名詞に付ける指小辞で,しばしば軽蔑的な意味を伴う]: duckling, princeling. (2)[名詞・形容詞・副詞につけて]「…に属する[関係ある]人[もの]の意: nursling; darling; underling.」(研究社「リーダース英和辞典第2版」より)、ということで、やはり元のものより一段低い概念のような感じですね。
9・13 訂正:「イーストウッド爺」から「イーストウッド翁」に直した。まあじいさんではあるのだが。
やっとこ見た。「フォレスト・ガンプ/一期一会」や「ガープの世界」と同じような人物の一代記で、結末はどうなるのだろうと期待して見たのだが、…仕方ない。映画を撮ることに夢中になって、結果壮大な失敗作、なら嫌にならないのだが、ヒッチコックの「ロープ」とかもそうなんだけど、作る側は意欲的に謙虚にしかも技術を尽して制作したのに、見る側からするとなんとなく納得して終わり、みたいな、なんというか残念な映画だった…は! 「セブン」も「ファイト・クラブ」もそうじゃないか。フィンチャーとブラピ、もしかして残念コンビか。前二作は出オチで、これはオチオチとは。フィンチャー好きなんだけどなー。
「フォレスト・ガンプ」や「ガープの世界」と比較している意見に比べて、プロットはさらに似ているのに、山田太一の「飛ぶ夢をしばらく見ない」と比較している意見が少ない。「飛ぶ夢を…」はもっとずっと荒唐無稽だ。フィンチャーにはフィッツジェラルドではなく山田太一を読むことを薦めたかった。「異人たちとの夏」とか、彼に映画にしてほしい。
思い出したうちに書いておく、auのCMで仲間由紀恵さんが「ダジャレじゃない!」と断言するの、聞くたびに「ありふれた奇跡」の仲間さんを思い出す。あのCMの監督はきっと山田太一好きだと思う。
With a tear in every room.
All I want's the love you promised
Beneath the haloed moon.
But you think I should be happy,
With you money and your name,
And hide myself in sorrow
While you play your cheating game.
Can not mend this heart of mine.
And I dare not drown my sorrow,
In the warm glow of your wine.
But you think I should be happy,
With you money and your name,
And hide myself in sorrow
While you play your cheating game.
「Antichrist」や「リリア 4-ever」ばかり見ているわけではなく、当然のことながら見るのはむしろ娯楽映画が多い。最近見たのは「崖の上のポニョ」「ラスト、コーション」「007 慰めの報酬」「ヘルボーイ」「冷静と情熱のあいだ」といったぐあい。崖の上のポニョはやっと見た。母から聞いていた話(今風な「コクーン」)と全然違っていてやたらハッピーなニーベルングの指環だったし、「冷静と情熱のあいだ」は、恋愛映画は物まねしながら見るもんだと思った。そしてトニー・レオン、ダニエル・クレイグ、ロン・パールマンだったら、誰とつきあうのがいいのか考えるのもたのしい。
最近身の回りに起きた突然の出来事を教えてください。
今もやってる武田鉄矢のドラマ。本当にたまげた。このドラマはハリソン・フォードのファンを恐怖のどん底に突き落とした「モスキート・コースト」に匹敵する。
7月22日午前、日本では46年ぶりに皆既日食が観察できます。あなたは、観察する予定ですか?また、天体観測に対するあなたのイメージも教えてください。
仕事してる最中だったから、外がじゃっかん暗くなるのかなあと思っていたが、気がつかなかった。しかし、今日昨日と事情があって休暇をとったら、会社の人に「てっきり皆既日食観測にでも行ったかと思いましたよ」とつまらない冗談を言われた。見たかったな。
天体観測や天文学に対するイメージ?
「天文学というとイメージどう 男子として」「男らしいけど……」「だから(以上傍点)さ」『夏のおわりのト短調』(大島弓子)より
でも今は『コンタクト』でジョディ・フォスターがこれ以上はないくらい的確に演じた、オタク女学者かな。日本で再現するとしたら、ジョディ・フォスター役は藤井美菜をおいてないな。こうやって男のすなるものであるものは、皆おなごもすなるものになっていくのだ。
毎回気の利いたことが書けないが、一人でも多くの人に見てほしいので、しつこいがまた書く。ここで繰り返し紹介している映画「リリア 4-ever」の再放送が決定した。「Antichrist」の次が「リリア」の記事だと、われながらどんな趣味嗜好かと思うが、仕方ない。
この映画の原始的なつらさといったら、70年代西ドイツで見た教育的TV映画(オムニバス)で、「避妊しないとどんな悲劇が起こるか」をティーンエイジャーから中年女性の場合までしつこく映像化していたのを思い出す。当時はどうも開放的になる夏前に毎年放送していたくさいが、子ども心に本当に何かとてつもなく恐ろしいことが起きるのだと夜眠れない程怖かった。その後帰国して「ウィークエンダー」で見たシンナー中毒の再現ビデオも恐怖にかられた。「火垂るの墓」並みのつらさ怖さだ。子どもには「スタンド・バイ・ミー」とセットで「リリア」を見てほしい。そしてもちろん、これは教育映画ではないので、子ども以外のなるべく多くの人にも見てほしい。
あっ! やっぱりウィルのお兄さんはジョン・キューザックだったのだ。